月縁国(げつえんこく)の月縁王は、国力の弱さから、娘である雪麟姫と真元帝国(しんげんていこく)の悪名高き皇太弟との政略結婚を決めてしまう。しかし雪麟姫は婚礼式に向かう途中で逃亡し、月縁国は真元帝国の激しい怒りを買うことになる。 そこで月縁王は雪麟姫の異母姉妹である、小涙華姫を代わりに嫁がせると約束する。 しかし小涙華姫は、激怒した真元帝国の皇太弟を制しようとして殺された母の仇を討つため、宮殿を飛び出し、真元帝国へ潜入する。医女の母の才能を継ぐ小涙華姫は、皇帝の主治医となって復讐の機を待つと決め、白・暁清に弟子入りする。足を踏み入れた白家の荘園(西川花園)、そこには夢のような薬草の花園が広がっていた…
秘密の花園〜その姫君は薬草を煎じる〜
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6~61話