「僕を呼んだのは…君ですか?」 怪我をした黒猫は、黄色い瞳で彼を見上げた。 「安心してください。もう大丈夫ですよ。」 農家の末っ子として生まれたエスティオ。 しかし村人たちはもちろん、家族さえも彼を忌み嫌った。 なぜなら人間と動物の心が読める異能力を持つ「呪われた子」だから… 月日は立ち19歳を迎え、成人式が行われた日の夜。 生きるため、幸せになるためにエスティオの旅が始まる――。
異能力者エスティオ
- 作家名
- 出版社
5~65話