神達に拾われた男

神達に拾われた男

寝ているときに頭を強く打ち死亡した中年サラリーマン・竹林竜馬は死後、三柱の神に協力をもとめられ、剣と魔法の異世界へと子どもの姿で転生することに。


天涯孤独なブラック企業勤めの38歳。


他の人よりかなり不運な道を歩んできた主人公の、スライムと異世界によって癒される人生やり直し冒険譚。


環境に適応しようとして感情を殺しがちなあなたに送る、優しい物語。






「お帰りなさい」と言われみんなに迎え入れられたとき、思わず涙があふれてしまった。


自分にはもう手に入らないとあきらめていたものが目の前にあった。


過労で母が亡くなったときも、こんな涙は流さなかったのに。



自分を迎え入れてくれる人たちがいる。

そのあたたかさに改めて触れたリョウマは、今まで自分が殺してきた感情を封じ込められなかった。





「自分の好きなように生きていいじゃない」


ここへ来るとき、転生をさせてくれた神様たちにそう言われた。

人付き合いが苦手なので、その言葉にしたがってしばらく森で暮らした。



日々の生活のかたわら、たまたま興味を持ったスライムの研究に明け暮れる。

その過程で多種多様なスライムを生み出し使役していった。

性に合っていたのだろう。進化と分裂を繰り返すスライム達の研究は楽しかった。



森での暮らしが3年を過ぎた頃、怪我人の助けたことがきっかけで貴族であるジャミール公爵家の人たちに出会った。

森で生活していることを心配し、自分のスライム研究を高く評価する彼らに背中を押され、一緒に街へ出ることにした。





ギルドに登録して行なった初めての仕事は「ゴミ屋敷の掃除」。

使役していたスライムで掃除の得意な種類がいたため引き受ける。

長い間放置され、何度依頼を出しても誰も引き受けなかったらしい。


ゴミと悪臭に満ちた空間を、スライムを使って清潔にした。

依頼主にものすごく感謝され、たちまち噂の中心に。

自分とスライム達の仕事が喜ばれるのは嬉しかった。



街の人たちが自分に優しく話しかけてくれる。

感情を殺してブラック企業で働き、いわゆる「お荷物部隊」を任されていた自分の生活にはなかったもの。

転生前の自分の生活を思い出して、主人公は思わず涙してしまうのだった



自分の好きなように生き、自分のやりたいことをやり、そして周りから認められ受け入れてもらえる。

そんな幸せを異世界で手に入れた主人公。

もっと肩の力を抜いた方が、自分らしくいられるのではないか、無闇に自分を縛り上げる必要はないのではないかと思わされる。



真面目なのも良いけれど、自分らしさを見失わず大切にする。

そんな教訓を教えてくれる今作の世界を、あなたも味わってみてはいかがだろうか?


©Roy

ピッコマ

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