回復術士のやり直し

回復術士のやり直し

どうしようもないクズを懲らしめてスカッとしたい人におすすめの復讐譚。

回復しか能がないと馬鹿にされ尊厳を奪われた主人公によるタイムリープ異世界ファンタジー。

さあ、復讐(パーティー)開始だ。

国の王女であり、自分と同じ「勇者」でもあるフレアに対して燃え上がる復讐の意思。

今まで自分が味わってきた苦しみを、あいつにも味わわせてやるのだ。


彼はなぜ復讐の意思を持ち、こんな顔をしているのか、なぜ枷をつけられ牢屋に閉じ込められているか…

ケヤルの使う回復(ヒール)は、治す過程で他人が経験した痛みと恐怖を自分も追体験してしまう。そのため、一度使うと術の反動でしばらく再起不能になってしまうのであった。


戦場では大怪我をすることも多々ある。その治療をするとなれば、ケヤルの精神が崩壊する危険性もあった。しかし、その治療を拒否させないために、フレアはケヤルを投獄し、拷問と薬を用いて意思を奪っていたのである。


また、この世界にはエリクサーという便利な回復薬があるため、一度能力を使っただけで気絶してしまうケヤルは「使えない存在」だった。

性根が腐ってしまっているフレアたち勇者メンバーは、使えないケヤルを日頃からぞんざいに扱い、時にストレスのはけ口として利用していた。


しかし、チャンスは訪れる。

正気を取り戻し、行動に移すケヤル。それは、魔王と呼ばれるモンスターとの戦いの最中であった。

今まで自分を散々痛めつけてきたメンバーからの要求を無視し、一人で敵へと突っ込む。


目覚めたケヤルは、ただ傷を癒すだけの回復術士ではなくなっていた。

今まで癒してきた人間の持つ経験とスキルをコピーし、それを生かして戦える戦士となっていた

さらに、それだけではない。



まさにチート。触れたものを全て自分の思うがままに変化させられる能力。そして、

そのまま魔王を倒してしまうのであった。


戦いが終わったのち、自分を陥れた張本人であるフレアが近づく。

あらかじめフレアたちの目的を知っていたケヤルは、この石を使って自分の「計画」を実行することにする。

そう、もはや回復の力を超えた超常のスキル。

その力を使って過去に戻り、未来を改変するというのだ。

こうして、主人公は賢者の石を使い、4年前の過去へとタイムリープすることに成功する。

ただし、自分が勇者として選ばれる運命を変えられるわけではない。フレアに捕縛されることからも、やはり逃れられないだろう。


薬漬けにされても大丈夫なように、薬物耐性を身につける訓練をする。

いずれ発現するスキルを信じて…。



そして、運命の日は訪れた。

何も知らず、一度目の時のようにケヤルの村を訪れるフレア。

さあ、ここからがはじまりだ。

自分にした仕打ちの報いを必ず受けさせてやる。


こうして回復術士の復讐劇が幕を開けるのであった。

自分を苦しめた人間にケヤルはどんな復讐をするのか、そして、全ての復讐を果たした時、ケヤルはいったい何を思うのか、楽しみながらクズなキャラクターたちに復讐する主人公の姿をお楽しみあれ。


©月夜涙 羽賀ソウケン しおこんぶ

ピッコマ

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