乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(ノベル)

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(ノベル)

ムカツクやつらを煽り倒してスカッとしたい方にオススメの学園「成り上がり」ストーリー。

妹に押し付けられた乙女ゲームをプレイしていた主人公は、プレイ後に突然意識を失い、気がついたら直前までプレイしていたゲーム世界のモブキャラ「リオン・バルトファルト」として転生していた。

その世界は圧倒的に女性優位で、男は基本下に見られる上に、20歳までに結婚しなければ不良物件扱いすらされる過酷な世界だ。辺境の貧乏男爵の三男かつ妾の子として生まれ変わったリオンは、妾の子を嫌う意地悪な正妻に、50歳を超えた女性貴族の後夫として縁談を言い渡される。

それに承服することはできないとリオンは、前世のゲーム知識を生かして隠しダンジョンを攻略。ゲームでは課金専用だったチートアイテムと財宝をゲットし、自身の力を示すことによって難を逃れる。そして平穏な毎日とまともな嫁探しをするため、貴族ばかりが通うフォルファート学園へ入学するのであった。



彼女はアンジェリカ。この乙女ゲーム世界の「悪役令嬢」である。


彼女は決闘相手である王子殿下の婚約者であった。幼い頃から将来立派な妃になることを目標として努力してきた。

しかし、王子殿下に好きな人ができてしまう。学生時分の遊び程度であればそれも許せた。だが王子はその女――マリエにのめり込み、ゆくゆくは王妃にとすら考えている様子であった。あまつさえその女は、王子だけでなく彼の乳兄弟や日頃行動を共にする貴族たちとも恋人のような関係を築いていた。

王子を一途に想うアンジェリカは、国に混乱を招きかねないその行為に激怒する。なんとか王子と引き離そうとしマリエと口論になった結果、間に入ってきた王子と対立することとなってしまう。

感情をエスカレートさせたアンジェリカは、マリエに決闘を申し込む。しかしあろうことか相手の決闘代理人として、なんと王子が名乗りをあげてしまう。当然王族に逆らう者などおらず、アンジェリカは孤立し追い込まれていく。

そんな時、一人の男が気だるげに名乗りをあげる。そう、リオン・バルトファルトが、アンジェリカの代理人を買って出たのである。



「私、何も出来ませんけど、応援します!リオンさんのこと、応援していますから!」


この世界――乙女ゲームの真の主人公であるはずのオリヴィアから励まされる。リオンはそれに親指を立てて応えた。


本来なら自分が介入するべきでない決闘。この世界のモブである自分にはやや出過ぎた真似かもしれない。しかも相手は王子殿下である。地位や名誉だけでなく、下手をすれば命までもただでは済まない。それでもリオンは「アンジェリカ」の味方をしたくなったのだ。



この世界の戦闘は『鎧』と呼ばれるパワードスーツに乗り込み行われる特殊な形式。リオンの相手は5人。王子とその周囲のマリエを囲む、本来なら乙女ゲーの攻略対象として存在する貴族の男達である。成績優秀な彼らと、目立たぬ一般生徒のリオン。結果は火を見るよりも明らかであった。

完全に悪役となったリオンだが、そんな空気も意に介さず、灰色の巨躯の鎧『アロガンツ』に乗り込む。一見時代遅れに見えるその機体に、会場は爆笑に包まれた。それが古代の超技術で作られたロストアイテムだとも知らずに……。


果たして、リオンは王子達に勝つことができるのか。そして、たとえ勝つことができたとしても、彼の学園生活と嫁探しはどうなってしまうのか、本来のゲームのメインシナリオや各キャラクターたちに気を遣いつつも成り上がっていくリオンの「モブ」としての苦悩と葛藤をお楽しみあれ。


©三嶋与夢 ©︎孟達 ©︎マイクロマガジン社

ピッコマ

アプリをダウンロードすると
より豊富な作品を楽しめます!

無料アプリダウンロード

  • App Store
  • Google Play
  • QRcode

TOP