主人公が異世界に転生や転移をする異世界転生もの作品は非常に人気があり、数多くのマンガが出版されています。
特にチート能力を与えられた主人公が活躍する作品は多数存在し、「異世界チート系でも少し変わった雰囲気のマンガが読みたい」と思われている方もいるのではないでしょうか。
今回は、異世界転移ものとしては珍しく主人公にあまり派手さのない『地味な剣聖はそれでも最強です』について紹介します。
主人公は着物姿で武器は木刀という風変りな本作の魅力、見どころをまとめました。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
©appe/©Akashi Rokurou
あらすじ
修行を始めて500年が経ち仙人も板についた頃、山水は偶然赤ん坊を拾う。レインと名付けたその子を育てるため、山水は世俗に出るが……子連れ仙人の子育てが、いま始まる?
詳細を知りたいなら!
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『地味な剣聖はそれでも最強です』の登場人物
白黒山水
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神からチート能力を与えてもらえると思いきや、仙人の下で500年間の修行をすることになります。
サンスイは修行に明け暮れていきますが、500年経っても仙人の師匠に追いつける気がせず修行不足を感じていました。
そんなある日の修行中、赤ちゃんを拾ったことをきっかけに、異世界での生活が本格的にスタートします。
一般社会の人と交流する中で、500年間の修行によって自分が最強レベルの剣士に成長していたことを知ります。地味な見た目とは裏腹に、世界各国の猛者をアッサリと倒せるほどの実力者です。
レイン
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サンスイが養父と知りつつも、本当の父親のように懐いています。
時には恋愛に関心がないサンスイに代わり、女性との仲を取り持つなど、年齢のわりにしっかりした一面もあります。
サンスイの雇い主・ドゥーウェの好意で、貴族令嬢並みの教育を受けることができ、日々淑女として成長しています。
ドゥーウェ・ソペード
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ソペード家は武門の名門ともいわれており、サンスイの能力を当初から高く評価していました。
父親と兄から溺愛されていることもあり、傲慢で非常にわがままな性格です。
しかし、単に我がままなだけではない点がドゥーウェの魅力です。サンスイを自分の権力や立場のためにいかに利用するかを冷静に考えられる知略性の高さも持ち合わせています。
サンスイの養女・レインに対しては、実の姉のような優しさを見せることもあります。
ブロワ・ウイン
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武器はレイピアを使用しますが、剣術だけでなく風魔法にも長けており「風魔法の天才」と称されることもあります。
サンスイ同様、その才能をドゥーウェに見いだされ専属護衛に抜擢されました。ドゥーウェの趣味で男装させられていますが、普段はドレスに憧れるなど、女性らしい一面も持ちます。
当初はサンスイの存在を不審がっていましたが、次第にサンスイの剣の腕に魅せられ、特別な感情を抱くようになっていきます。
『地味な剣聖はそれでも最強です』の見どころ
見どころ①500年の裏付けがあるチート力
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仙人のもとで修業する紹介状が渡され、500年もの修行を積むことになる点が本作の特徴です。
500年かけて積み上げられてきた能力なので、少し腕に覚えがある程度の一般人では当然のごとく相手になりません。
さらにチート能力を最初から与えられた転移者らを相手にしても、サンスイは片手で倒してしまうほどの強さになっていました。修行に裏付けられた力のため、主人公の実力に納得感を持って読み進められます。
見どころ②地味ゆえにハーレムができない!
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魅力的な女性キャラクターは数多く登場しますが、主人公は500年の修行を経て仙人のようなメンタルになってしまったため、女性に「モテたい」という感情がありません。
ヒロインであるブロワとの関係進展にも周囲の手助けが入ります。ヒロインとの関係の変化が丁寧に描かれているので、徐々に進展していく様子をじっくりと楽しむことができます。
見どころ③コミカルなストーリー展開
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舞台設定や政治的背景などはしっかりと描かれ、作品全体を通してさまざまな伏線があります。しっかりと練りこまれた構成を楽しめる点も本作の魅力かもしれません。
『地味な剣聖はそれでも最強です』はこんな人におすすめ!
時には軍隊すらも一人で消滅させてしまうほどのバトルシーンは読んでいて痛快です。普段は実力を隠している人が、いざという時に派手に活躍する作品が好きな方、派手なバトルシーンが好きな方におすすめの作品です。
本作の主人公は恋愛に対してあまり興味がないこともあり、なかなか女性と恋愛関係にはなりません。
異世界転生ものによくあるハーレム系の作品ではなく、ヒロインとの関係が丁寧に描かれているため、男女問わず読みやすい作品です。
『地味な剣聖はそれでも最強です』を読んでいる人にはこの作品も人気!
たとえば『アラフォー賢者の異世界生活日記』や『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』などは、主人公が一見地味なものの圧倒的な力を持っているという点が共通しています。
また、子育てもしている主人公という点で、『父無双』もおすすめです。3作品のおすすめポイントを紹介します。
アラフォー賢者の異世界生活日記
©Hachihachihachi,Kotobuki Yasukiyo
<作品詳細>
彼はログイン中に起きた事故により死亡してしまうが、事故の原因となった女神から、ゲームのステータス込みで異世界に転生させられてしまう。
<おすすめポイント>
しかしその一方で、前世ではアラフォーだったこともあり、権力や女性など欲に対しては無頓着です。そのため落ち着いたテンポ感で話が進んでいく点が魅力です。
本作の主人公は、貴族に才能を見出されて護衛として雇われ、貴族の令嬢に魔術を教えることになります。とある事情で消極的な令嬢が、主人公によって成長する姿が見られるのもおすすめポイントです。
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父無双
©No kyoungchan, Lee Hyunseok/KAKAO WEBTOON Studio, intime
<作品詳細>
特級解決師として名をはせた「天草家長」は運命の女性に出会い、その名の通り家長となる。
しかし、喜びもつかの間、一夜のうちに血のつながった三つ子を置いて妻に先立たれてしまう。シングルファーザーとなってしまった「家長」の生活が今始まるーー!
<おすすめポイント>
冒頭からいきなり愛する妻が亡くなり、子供のためにと必死になる主人公を見ていると、応援せずにはいられません。普段は地味な仕事をこなしつつ、いざという時に活躍する点も非常に痛快でおすすめです。
物語が進むにつれて、主人公だけではなく三人の子供たちの成長が楽しめる点も本作の魅力になります。
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片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~
©Shigeru Sagazaki/SQUARE ENIX ©Tetsuhiro Nabeshima/SQUARE ENIX ©Kazuki Sato (AKITASHOTEN)2022
<作品詳細>
そこへ若き王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れ騎士団付きの特別指南役として王都へ行く事に。大成した弟子達と再会し、盛り立てられるベリルの運命は?
おっさん成り上がりファンタジーの決定版、コミカライズ!
<おすすめポイント>
強くなりたい、頂点に立ちたいというような熱血系主人公ではないため、落ち着いたテンポでストーリー展開を楽しめるのが魅力です。
そんな本作の主人公は、騎士団長を務める弟子が「自分でも敵わない」と称するほどの実力の持ち主でもあります。圧倒的な剣術のレベルに向かうところ敵なしという状態は痛快です。
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まとめ
©appe/©Akashi Rokurou
ただ、そんな地味さを感じる主人公は、実は500年もの間仙人の元で修行して圧倒的な力を身につけているというギャップが本作の魅力です。謙虚な主人公が異世界で活躍する様子に引き込まれます。
本作は、主人公以外にも転移者が存在するという特徴もあります。500年という裏付けされた強さは、ほかの転移者と比較しても段違いの強さを誇ります。圧倒的で、力量に差があるバトルシーンは非常に華やかです。
王道の異世界転生ものとは異なりますが、少し変わった作品が読みたいという方には非常におすすめの作品です。
ピッコマでは、『地味な剣聖はそれでも最強です』をはじめ、さまざまなマンガを読むことができます。興味のある方はぜひピッコマでチェックしてみてください。
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