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『ガンニバル』は食人がテーマのサスペンス作品!あらすじや登場人物、見どころを詳しく紹介

『ガンニバル』は食人がテーマのサスペンス作品!あらすじや登場人物、見どころを詳しく紹介

『ガンニバル』は、人が人を食べるカニバリズムを題材としたサスペンスマンガです。2022年12月の時点で、累計発行部数は230万部を突破するほどの人気作品で、2022年12月から実写ドラマが配信されています。

『ガンニバル』は限界集落の村を舞台としており、都会から左遷された駐在が主人公です。村での日々が過ぎていくにつれ、主人公は村に大きな秘密が隠されていることに気づきます。そんな村の秘密を明かすために主人公の奮闘する様子が描かれています。

この記事では、『ガンニバル』のあらすじや登場人物だけではなく、見どころを詳しく紹介します。

ガンニバル第1巻表紙

©二宮正明/日本文芸社

<あらすじ>

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

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『ガンニバル』の登場人物

阿川 大悟

ガンニバル第1話(1) 6P

©二宮正明/日本文芸社

供花村に新たに赴任してきた駐在で、本作の主人公です。もともと刑事でしたが、5ヶ月前に起こした事件が原因となり、供花村の駐在として左遷させられてしまいました。

前任の駐在員が「村人が人を食べている」という言葉を残して失踪したことを知り、村の秘密を探るようになります。正義感の強い性格で、元刑事ということもあり高い洞察力を持つ仕事人間です。

その一方、妻や子供を大切にしたいという家族思いの一面も持っています。

阿川 有希

ガンニバル第1話(1) 8P

©二宮正明/日本文芸社

阿川大悟の妻です。美人でスタイルがよく、強気な性格をしています。

ストーカー被害にあっていた時に、大悟が刑事として担当したのをきっかけに知り合いました。大悟の無鉄砲さに惹かれて結婚し、暴走しがちな大悟の舵を取るシーンも少なくありません。

ある事件をきっかけに言葉が話せなくなった娘・ましろのケアを第一優先にしています。大悟が地方へ左遷させられた際も「ましろにとってよい変化が起きる」と考え、快く一緒に供花村へやってきました。

阿川 ましろ

ガンニバル第1話(2) 18P

©二宮正明/日本文芸社

小学3年生の女の子で、大悟の一人娘です。大悟が起こした事件を目撃したことがきっかけとなり、言葉を話せなくなってしまいました。台詞はほとんどありませんが、前任の駐在の小指を持ってきたりするなど、物語のキーパーソンでもあります。

後藤 恵介

ガンニバル第1話(1) 15P

©二宮正明/日本文芸社

供花村の村長である後藤清の息子で、後藤家の次期当主とされている人物です。

幼なじみ4人といつも行動を共にしており、中心的な役割を担います。当初は、村の外から赴任してきた大悟と対立しているかのように見えますが、後藤家の抱える問題を解決するべく、徐々に大悟と共に行動するようになります。

後藤 洋介

ガンニバル第3話 1P

©二宮正明/日本文芸社

恵介の弟です。恵介とは対照的に森で迷って泣き出すような気弱な性格をしています。

その一方で、銃の才能は天才的で、離れた場所を飛ぶ鳥の頭を打ちぬくこともできます。

後藤家の一員ですが、唯一前任の駐在だった狩野治と親しくしていた人物です。物語の中で重要な役割を担う人物でもあります。

『ガンニバル』の見どころ

『ガンニバル』の見どころは、限界集落の村で繰り広げられるサイコサスペンスという点です。ここでは、『ガンニバル』の見どころを3つ紹介します。

見どころ①徐々に明かされる謎

ガンニバル第1話(2) 15P

©二宮正明/日本文芸社

「戦慄の村八分サスペンス」がキャッチコピーとなる『ガンニバル』は限界集落の村が舞台となっています。

地域の行事は参加必須で排他的ということもあり、村人の結束が強く、都会から赴任してきたばかりの主人公はよそ者として監視されているため「家族以外、全員味方ではない」という状態です。

そんな環境で繰り広げられる数々の事件は緊張感があり、思わず引き込まれます。

1話から丁寧に伏線が張り巡らされており、話数を重ねるにつれてしっかりと回収されていきます。徐々に謎が明らかになっていく様子は読み応えがあり、『ガンニバル』の魅力でもあります。

見どころ②スリルを感じる数々の場面

ガンニバル第3話 17P

©二宮正明/日本文芸社

緊迫感のあるシーンが多い点も『ガンニバル』の特徴です。たとえば、主人公・大吾が獣に銃で応戦したり銃を向けてきた村人に組手で応戦したりするなど、戦闘シーンがたびたび登場します。そのため、命のやり取りをしている緊迫感や大吾の無鉄砲な行動にスリルを感じられるでしょう。

また、アクションだけでなく人と人の精神的な駆け引きのシーンも迫力があります。視線の力強さや息遣いなどが丁寧に描かれているため、緊張感をリアルに感じることができます。

見どころ③謎多き後藤家

ガンニバル第1話(2) 3P

©二宮正明/日本文芸社

村の中でも特異な存在として敬遠されているのが「後藤家」です。主人公の妻・有希が村人から「後藤家とは関わらない方がいい」と忠告を受けたり、警察官である主人公が後藤家の人間猟銃を向けられて発砲されたりするなど、不穏な噂話と何をするか予測できないその行動は危険性が高く、狂気じみています。そのため、村で事件が起こると捜査線上に必ずといっていいほど後藤家が浮上します。

そんな後藤家には、謎の大男が存在します。後藤家では「あの人」と呼ばれ、高齢でありながら人を軽々と投げ飛ばす怪力の持ち主です。そんな謎の男の存在が『ガンニバル』をより面白くしています。

『ガンニバル』はこんな人におすすめ!


『ガンニバル』は、限界集落の村で繰り広げられる事件を解決していくサイコサスペンスです。元刑事の主人公が持ち前の洞察力の高さや無鉄砲さを活かして、供花村の謎に挑みます。

主人公の活躍により長年、村ではタブーとされていた後藤家の謎が徐々に明らかになっていきます。1話から張り巡らされた伏線を回収していくため、本格的なサスペンスマンガを読みたいという方には、一押しの作品です。

実写ドラマを視聴された方も、ぜひ原作を読んでみてください。ドラマ版では割愛されていたシーンが多数存在するため『ガンニバル』の魅力を再発見することができるはずです。

『ガンニバル』を読んでいる人にはこの作品も人気!

『ガンニバル』が気になる方は、限界集落の村を舞台としたマンガがおすすめです。

たとえば、アニメ化だけでなく、実写ドラマ化、実写映画化もされた『ひぐらしのなく頃に』は、限界集落の村を舞台としている点が『ガンニバル』と共通しています。過去に起きた事件を村人が隠しており、その謎を主人公が解いていくという展開のため、ミステリー要素を求める方は特に楽しめるでしょう。

また、閉鎖的な環境で結束した人間が生み出す悪意をリアルに感じられるという点で『家を建てたら自治会がヤバすぎた』もおすすめです。エッセイコミック風で、ライトに読み進めることができます。

『ガンニバル』が気になる方は、ぜひ上記作品も読んでみてください。以下で2作品のおすすめポイントを紹介します。

ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編」第一巻表紙

©竜騎士07/07th Expansion
©(C)Karin Suzuragi/SQUARE ENIX

<あらすじ>

寒村・雛見沢で楽しく生活していた少年・前原圭一は、平和なこの村で起きたバラバラ殺人の事を知る。そしてその事件は、「オヤシロさまの祟り」と呼ばれる奇怪な連続怪死事件に繋がっていたのだった…。 謎と恐怖でネット界を揺るがした同人ノベルゲーム、そのプロローグ・シナリオの「鬼隠し編」をコミック化!!

<おすすめポイント>

『ひぐらしのなく頃に』は、昔ながらの風習を大切にする村落が舞台となるサイコミステリー作品です。PCゲームが原作で、2006年からアニメ化、2008年には実写映画化、2016年には実写ドラマ化しています。本作は、村で毎年開催される「綿流し」という祭りにまつわる事件に主人公が立ち向かっていく話です。

物語が進むにつれて主人公は、クラスメートが何かを隠していることに気づきますが、誰も口を割ろうとしません。そのため疑心暗鬼になる点や自分だけが何も知らないという主人公の孤独感に共感できるでしょう。

また、事件だけでなく村に隠された謎が徐々に明らかになっていくため、謎の真相について推理しながら楽しめる点も本作の魅力です。

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家を建てたら自治会がヤバすぎた

「家を建てたら自治会がヤバすぎた」第1巻表紙

©Akira Shinjo

<あらすじ>

とある地方の田舎町・癖凄県矢場井町(くせすごけんやばいちょう)に念願のマイホームを建てた新庄一家。豊かな自然が広がるこの地で、庭付きの注文住宅を建て、のんびり子育てを楽しんでいこうと思っていた。しかし、町民に勧められて (といってもほぼ強制) で入った自治会が、新庄一家のすべてを壊し始める…。ジジババたちからの新参者イビリからはじまり、日々目にする町民たちの奇行…ママ友のこじれ…だんだんと疲弊していく新庄家。「こんなハズじゃなかったのに!」と叫ぶ新庄家のドタバタ自治会体験談。そして意外なラスボスとは…

<おすすめポイント>

『家を建てたら自治会がヤバすぎた』は、自治会のルールに翻弄される一家の様子を描いた作品です。自治会の運動会や掃除など、「若いから」という理由で損な役回りを押し付けられてしまいます。

同時期に引っ越してきた一家は、町民からの嫌がらせが原因で、その地域を離れてしまうほどでした。殴られたり、猟銃を突き付けられたりはしませんが、真綿で締め付けられるような住民の悪意に思わずゾッとさせられます。

コミックエッセイ風なため、ライトに読み進めることができる点も本作の魅力です。

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まとめ

ガンニバル第1話(1) 20P

©二宮正明/日本文芸社

『ガンニバル』は、限界集落の村を舞台としたサイコサスペンス作品です。閉鎖的な環境で結束している村人たちは、赴任してきたばかりの主人公にとって「全員敵」という状態です。そんな環境で起こる事件は、緊迫感があり思わず手に汗を握ってしまう方も多いのではないでしょうか。

本作は2022年12月に実写ドラマ化もされているほどの人気作品です。2021年12月に完結しているため、一気に読破することができる作品でもあります。

ピッコマでは、『ガンニバル』をはじめ、さまざまなマンガを読むことができます。この記事を読んで、『ガンニバル』に興味がわいた方は、ぜひピッコマでチェックしてみてください。

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