ピッコマで配信されている『悪女は砂時計をひっくり返す』。
義妹の企みによって処刑されることになった主人公が、砂時計の力で過去に戻って自分を処刑へと導いた家族へ復讐を行います。
元々はSANSOBEEによる小説が原作で、文・絵Antstudioによる作品です。
そんな『悪女は砂時計をひっくり返す』のあらすじや見どころ、押さえておきたい登場キャラをまとめました。
あらすじ

©Antstudio / SANSOBEE
義妹のミエールに毒を盛ったアリアは、義兄の手によって、処刑されようとしています。
しかし、実はその事件は彼女を好ましく思わない義妹ミエールにより仕込まれたものだったのです。

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過去のアリアは作法や礼儀を学ぼうともせず、短気でわがままと有名でした。しかし、タイムリープをしたアリアは、復讐のために、家庭教師で未来の侯爵夫人であるサラ先生から作法や刺繍を学びます。
すると、実力を発揮し「お店で売っているものみたい」と評されるまでに。これを外出する義父ロースチェント伯爵に贈ると、とても喜ばれます。

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オスカーからもらったドレスを借りるために、わざと火事を起こし、自分のドレスをすべて燃やしたアリア。
お茶会のドレスを買いに行くための服がなくなったアリアのため、似たようなサイズであるミエールのドレスを借りることを母親が提案しますが、アリアは、室内用のドレスで外出すると言うのです。

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アリアは、ミエールの品があって寛大というイメージが持たれていることを、うまく利用したのでした。
そして、お茶会の日。集まる貴族の娘たちの前で、アリアは、短気でわがままだという噂とは違うことを見せつけます。さらに、自作の刺繍のハンカチを配り、貴族の娘たちを味方に付けていくのでした。

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押さえておきたい登場キャラ
ロースチェント・アリア

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24歳のときに処刑されたが、タイムリープにより14歳に戻っている。売春婦だった母がロースチェント伯爵と結婚したことで、平民から貴族になった。
ミエールによって母が毒殺されたこと、自分が処刑されるよう仕組まれたことを知り、復讐を決意する。
ロースチェント・ミエール

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幼い頃から貴族としての教育を受けている。品があり寛大な人物というイメージが周りについているが、実際はアリアを処刑に導いた張本人。
ロースチェント・カイン

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売春婦だったアリアの母とその娘のアリアに対して敵意を抱いており、時間が戻る前は、アリアを処刑しようと剣をふりかざした。
実妹のミエールの味方で、何かとミエールのことをかばう。
ロースチェント伯爵

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ロースチェント夫人

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売春婦だったが、ロースチェント伯爵と結婚したことで貴族となる。
刺繍を習っていることを秘密にしてくれたり、良い生地を探してくれたりと、アリアの味方。
ここが見どころ!注目ポイント

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暴力などによる肉体面への復讐ではなく、言動や世間のイメージの操作などによる精神的かつ頭脳的な復讐を試みます。かわいらしい絵とは対照的な、じわじわと追い詰めるような復讐劇は見ごたえ十分です。
例えば、復讐の手段として、アリアは教養や作法を学んでいます。
そもそも、アリアには「伯爵嬢ミエールが売春婦の娘のアリアからいじめられている」「母親に似て短気でわがまま」「ロースチェント伯爵家を潰そうとしている」などのマイナスイメージな噂ばかりが流れていました。
噂のとおり、過去のアリアは教養や作法は必要ないと考え、学ぼうともしませんでした。外見は良かったため、出会ってすぐのうちは、行儀が悪くてもたくさんの人に好まれていたたからです。
しかし、そのためにミエールに騙され、侍女たちに裏切られていたことにも気づくことができず、助けを求めたいときには四面楚歌の状態でした。
タイムリープしてから、アリアはミエールが優秀な理由に気づきます。幼い頃から貴族のお嬢様として教育を受けていたこと、周囲に味方をつくっておくことなどが必要だと感じたアリアは、ミエールに復讐するための手段として、礼儀作法を習い始めるのでした。
他にも、教養を活かして新商品の画期的な提案を義父にするなど、さまざまな手段でミエールよりも優れていることを見せつけることで、ミエールを追い詰めていきます。
また、作法を身に着けたアリアが過去の汚名を払拭し、自らの価値を上げていくほど、周囲のミエールへの印象が変わっていきます。この周囲の変化も、注目ポイントのひとつといえるでしょう。
今までは苦手で身につけようとも思わなかった作法や刺繍を身に着け、ひたむきな努力により一人で復讐を成し遂げようとする姿は、清々しく応援したくなること間違いなしです。
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