単行本の累計発行部数が4600万部を超え、続編やスピンオフも次々にヒットしている人気作『クローズ』。高橋ヒロシによる作品で、ピッコマで配信されています。
人と群れることを嫌う転校生・坊屋春道が、強敵とのケンカを経て友情を育みながら台頭していく、日本を代表する不良マンガのひとつです。
ここでは、そんな『クローズ』のあらすじと見どころ、押さえておきたい登場キャラについてまとめました。
あらすじ
©高橋ヒロシ(秋田書店)
不吉で嫌われ者のカラスのような不良少年ばかりがいるところから、別名「カラスの学校」と呼ばれている鈴蘭男子高等学校。校内では、常にいくつかの派閥ができては戦争が繰り広げられています。
そのうち、坂東ヒデトがトップを務めている最大派閥・坂東一派が、校内を制覇しようと勢力を強めていました。
ヒデトの無期停学が解け次第、さらに激しい戦争が始まる…そんな緊張感高まる中、鈴蘭高校に転入してきたのが、坊屋春道でした。
そのうち、坂東ヒデトがトップを務めている最大派閥・坂東一派が、校内を制覇しようと勢力を強めていました。
ヒデトの無期停学が解け次第、さらに激しい戦争が始まる…そんな緊張感高まる中、鈴蘭高校に転入してきたのが、坊屋春道でした。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
転校初日、春道は、阿久津太とその取り巻きに絡まれていた安田泰男(通称ヤス)と出会います。そこで偶然、ヤスの姉の写真を見た春道は、一目で姉を気に入り、ヤスを助けると豪語します。
しかし、春道は電車の柱に頭をぶつけたすきに太たちに殴られて倒されてしまい、結局ヤスはパンツ一枚にされてしまうのでした。
その後、ヤスと学校で再開した春道は、姉を紹介してほしいと頼みますが、断られてしまいます。そこで、春道はヤスの仇を取り、恩を売ることを思いついたのでした。
2年3組に編入した春道は、早速、同じクラスの不良・桐島ヒロミに目をつけられます。しかし、休み時間に廊下を歩く太を見つけると、ヤスの仇をとろうと男子トイレまで追いかけました。
太たちに今朝のことを詰め寄る春道の背後に、ヒロミが突如現れます。返事をする間もなく、いきなり何度も殴られ続けて血まみれになってしまいました。
あまりの猛攻を目の当たりにした太たちが息を飲んだのもつかぬ間、立ち上がった春道は、ヒロミをたった1発のパンチで倒してしまいます。
しかし、春道は電車の柱に頭をぶつけたすきに太たちに殴られて倒されてしまい、結局ヤスはパンツ一枚にされてしまうのでした。
その後、ヤスと学校で再開した春道は、姉を紹介してほしいと頼みますが、断られてしまいます。そこで、春道はヤスの仇を取り、恩を売ることを思いついたのでした。
2年3組に編入した春道は、早速、同じクラスの不良・桐島ヒロミに目をつけられます。しかし、休み時間に廊下を歩く太を見つけると、ヤスの仇をとろうと男子トイレまで追いかけました。
太たちに今朝のことを詰め寄る春道の背後に、ヒロミが突如現れます。返事をする間もなく、いきなり何度も殴られ続けて血まみれになってしまいました。
あまりの猛攻を目の当たりにした太たちが息を飲んだのもつかぬ間、立ち上がった春道は、ヒロミをたった1発のパンチで倒してしまいます。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
さらにはあっという間に太たちを倒して、ヤスの仇をとるのに成功したのでした。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
すると、今度はヒロミの仲間・杉原誠(通称マコ)と本城俊明(通称ポン)に、春道はケンカをふっかけられました。
春道とマコのタイマン勝負となったときに、春道はヤスの姉の写真を落としてしまいます。写真を拾おうとする春道に、マコは構わず殴りかかります。
マコに何発も殴られながらもまったく動じない春道。写真を拾うと、ようやく反撃に転じます。
春道とマコのタイマン勝負となったときに、春道はヤスの姉の写真を落としてしまいます。写真を拾おうとする春道に、マコは構わず殴りかかります。
マコに何発も殴られながらもまったく動じない春道。写真を拾うと、ようやく反撃に転じます。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
勝負は一瞬でした。またしても春道はたった一撃で、ヒロミに続き、マコまでも倒してしまったのです。「文句あんならいつでも来なさい!」と言い残し、春道は去っていきました。
そして、春道が鈴蘭高校に転入して8日目、ついに3年生のヒデトの無期停学が解けました。
そして、春道が鈴蘭高校に転入して8日目、ついに3年生のヒデトの無期停学が解けました。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
阪東一派に、たった3人で敵対していたヒロミ・マコ・ポン。ヒロミは春道の強さを認め、阪東一派に対抗できるのは春道しかいないと言いかけます。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
一方、ヒデトは早速動き出すことにしました。ヒロミ・マコ・ポンの3人に急襲を仕掛けることにしたのです。
ヒロミをヒデトが、マコ・ポンをヒデトの右腕と言われている千田ナオキとその仲間たちが、それぞれ今日中にカタをつけるために動き出しました。
千田とその仲間たちは、すぐにマコとポンの2人を公園のトイレに追い込みました。
勝ち目がないと踏んだマコは、春道に手を貸してもらえと言い残すと、ポンは逃がし、1人奮闘することを選びました。
ヒロミをヒデトが、マコ・ポンをヒデトの右腕と言われている千田ナオキとその仲間たちが、それぞれ今日中にカタをつけるために動き出しました。
千田とその仲間たちは、すぐにマコとポンの2人を公園のトイレに追い込みました。
勝ち目がないと踏んだマコは、春道に手を貸してもらえと言い残すと、ポンは逃がし、1人奮闘することを選びました。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
春道とヤスを見つけたポンは、力を借りたいと春道を頼ります。
一度は断る春道ですが、ヤスに、「助けてほしいって頼んでる人をほっとくなんて最低なゲスヤローにねーちゃんを会わせるわけにはいかない」と言われ、ポンたちに手を貸すことを決めます。
一度は断る春道ですが、ヤスに、「助けてほしいって頼んでる人をほっとくなんて最低なゲスヤローにねーちゃんを会わせるわけにはいかない」と言われ、ポンたちに手を貸すことを決めます。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
大急ぎで現場に戻ると、マコはすでに血まみれになっており、気を失っていました。春道は、ポンにマコを病院に連れて行くようにと言い、1人で戦うと言います。
狙いをナオキに定めた春道は、一直線にナオキのもとに走りました。
そして、三度目のケンカも、圧倒的な一撃で終わらせたのです。
狙いをナオキに定めた春道は、一直線にナオキのもとに走りました。
そして、三度目のケンカも、圧倒的な一撃で終わらせたのです。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
春道のあまりの強さに威圧された千田の取り巻きたちは全員逃げ出し、春道は余裕綽々な表情を浮かべて勝利したのでした。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
その頃、バイクに乗ったヒデトは、千田を背後から鉄パイプで急襲。
©高橋ヒロシ(秋田書店)
何度もヒロミに殴りかかるヒデト。応戦しようするヒロミですが、なす術もなくやられてしまい…。
卑怯な手で襲われたヒロミの運命は?また、春道は阪東一派との戦いに勝つことができるのでしょうか?この続きはぜひ本編でお楽しみください。
卑怯な手で襲われたヒロミの運命は?また、春道は阪東一派との戦いに勝つことができるのでしょうか?この続きはぜひ本編でお楽しみください。
押さえておきたい登場キャラ
坊屋春道(ぼうや・はるみち)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校2年に転入してきた転校生。金髪で、ものすごくケンカが強い。
なんだかんだ面倒見がよく、人に慕われる性質をもっている。
なんだかんだ面倒見がよく、人に慕われる性質をもっている。
安田泰男(やすだ・やすお)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校1年。通称ヤス。
サイフに入れていた姉の写真を気に入られたことがきっかけとなり、春道に舎弟扱いされている。
サイフに入れていた姉の写真を気に入られたことがきっかけとなり、春道に舎弟扱いされている。
桐島ヒロミ(きりしま・ひろみ)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校2年。春道と同じクラス。
反阪東派の1人で春道の強さを認めている。ヒデトに急襲され、絶体絶命のピンチを迎えていたが…。
反阪東派の1人で春道の強さを認めている。ヒデトに急襲され、絶体絶命のピンチを迎えていたが…。
杉原誠(すぎはら・まこと)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校2年。通称マコ。
春道にケンカを売るが、一撃で倒された。阪東一派に襲われた際、春道に力を貸りることをポンに提案する。
春道にケンカを売るが、一撃で倒された。阪東一派に襲われた際、春道に力を貸りることをポンに提案する。
本城俊明(ほんじょう・としあき)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校2年。通称ポン。
マコがピンチになり、春道に助けを求める。
マコがピンチになり、春道に助けを求める。
阪東ヒデト(ばんどう・ひでと)
©高橋ヒロシ(秋田書店)
鈴蘭高校3年。阪東一派のドンとして、鈴蘭高校最大派閥である阪東一派を仕切っている。
ヒロミ・マコ・ポンの3人を邪魔に思っている。
ヒロミ・マコ・ポンの3人を邪魔に思っている。
ここが見どころ!注目ポイント
©高橋ヒロシ(秋田書店)
主人公・春道のケンカの強さはこの作品の魅力のひとつと言えます。
敵の攻撃を受けても余裕で反撃し、あっという間に相手を倒してしまうパワーは読者を清々しい気持ちにさせます。
鈴蘭高校最強とも思える春道が、どんな理由でどんな相手と戦っていくのか、春道ほどの男を追い込める相手がいるのか、先の展開が楽しみになります。
また、春道はケンカが強いですが、理由なく人を殴るようなことはしません。とは言え、正義感が強いわけでもありません。
ただ、頼まれるとなんだかんだ引き受けてしまう人の良さがあります。戦ってきた相手でさえ春道を好きになってしまう、この春道の不思議な魅力はそのまま作品の魅力となっています。
春道の周りに登場するキャラと同じように、気付けば読者も春道のことを好きになってしまうでしょう。
敵の攻撃を受けても余裕で反撃し、あっという間に相手を倒してしまうパワーは読者を清々しい気持ちにさせます。
鈴蘭高校最強とも思える春道が、どんな理由でどんな相手と戦っていくのか、春道ほどの男を追い込める相手がいるのか、先の展開が楽しみになります。
また、春道はケンカが強いですが、理由なく人を殴るようなことはしません。とは言え、正義感が強いわけでもありません。
ただ、頼まれるとなんだかんだ引き受けてしまう人の良さがあります。戦ってきた相手でさえ春道を好きになってしまう、この春道の不思議な魅力はそのまま作品の魅力となっています。
春道の周りに登場するキャラと同じように、気付けば読者も春道のことを好きになってしまうでしょう。
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©高橋ヒロシ(秋田書店)
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