ピッコマAWARD2022でLUX賞を受賞し、電子版含め累計発行部数107万部を超える『捨てられた皇妃』は、マンガ・iNA、原作・Yunaによる作品で、ピッコマで配信されています。
神により運命を狂わされ、処刑された侯爵令嬢アリスティアが、9歳の自分に転生し新しい人生を切り開こうとする物語です。アリスティアの苦しみや喜びが伝わる細やかな心理描写が、読む人を物語に引き込むと人気が高まっています。
ここでは、そんな『捨てられた皇妃』のあらすじや見どころ、押さえておきたい登場キャラについてまとめました。
あらすじ
©iNA, Yuna 2017 / D&C WEBTOON Biz
皇太子が生まれてからほどなくして、開国時から帝国に貢献してきたモニーク侯爵家に、娘アリスティア・ラ・モニークが誕生。将来皇后になると信じられ、幼いころから厳しい教育を施されました。
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皇宮の湖に、異世界からやってきた黒髪の少女・美優が現れたのです。神殿は、「神の選びし子」はアリスティアではなく美優のことだと判断しました。
その結果皇后は美優となり、アリスティアは後妻、つまり皇妃として迎えられることになりました。
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ルブリスは勝手な想像をふくらませ、アリスティアが次期皇帝を産もうと画策していると考えていました。アリスティアに迫り、望む通りにしてやろうとささやきます。
望む形ではないものの、子どもができれば自分を大切にしてくれるかもしれないと思い、アリスティアはルブリスを受け入れました。
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宴の最中、アリスティアの妊娠が発覚します。アリスティアはルブリスの心変わりを期待しますが、その後3週間会うことはなく、ようやく呼び出されて行ってみれば、皇妃の子どもに皇帝は継がせないと告げるためでした。
その時、アリスティアの腹に激痛が走ります。ルブリスの目の前で、流産してしまったのです。
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そこに、父であるモニーク侯爵がやってきました。これまで皇室には従順でしたが、アリスティアの現状を見て、国境地域での急用を終えたら一緒に家へ帰ろう、と提案します。
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アリスティアは、皇室に忠誠を誓う父がそんなことをするはずはない、命だけは救ってほしいとルブリスに直訴しますが、モニーク侯爵はすでにその日の朝、処刑されていたのです。
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アリスティアは拘束され、皇族殺害未遂等により斬罪に処されることになりました。そして冷たい雪の吹きすさぶ中、もし生まれ変わったとしてもルブリスを愛したりしないと誓い、意識を失うのでした。
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アリスティアは落ち着きを取り戻し、幼いころには気づけなかった父の優しさに触れ、帰りたかった家で暮らせる幸せを噛みしめました。これは神が下さった夢なのかもしれないと思ったアリスティアは、神殿へ行ってお告げを調べることにします。
翌日神殿にやってきましたが、最新のお告げに手掛かりはありません。途方に暮れていると、突然心の中に「ビタ」と名乗る神の声が響いてきました。
ビタによれば、「神の選びし子」は間違いなく美優でした。本来こちらの世界に生まれるはずだった彼女が異世界に生まれたことで、多くの人々の運命が変わってしまったため、時間を巻き戻すことにしたというのです。
ビタに人生をゆがめられたことを知ったアリスティアは、「神の存在なんて信じないんだから!」と叫び、もう神を頼らないことを宣言します。
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目を覚ますと、モニーク侯爵や侍女のリナが、アリスティアを心配そうにのぞき込んでいました。父の目には涙まで浮かんでいます。
アリスティアは、自分が一人ではなく、神に頼らなくても自分を支えてくれる人たちがいることを悟り、彼らと一緒に新しい人生を生きることを決意するのでした。
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押さえておきたい登場キャラ
アリスティア・ラ・モニーク
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生まれながらにして皇后となることを期待され、厳しい教育を受けて育つ。
16歳で皇妃となり、処刑されたのち、9歳のころから人生をやり直すことになる。
ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
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美優を愛する一方で、皇妃のアリスティアを執拗に嫌い、常に冷たい態度をとる。
美優
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帝国の皇后としてルブリスに愛され、その愛を受け入れることを決める。
モニーク伯爵
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皇室に忠誠を誓い、帝国のことを第一に考えてきた騎士団長。
あまり感情を表に出さないが、アリスティアが倒れた時には取り乱すほど大切に思っている。
ここが見どころ!注目ポイント
©iNA, Yuna 2017 / D&C WEBTOON Biz
家族も顧みず、皇后になるためだけに生きてきたアリスティア。美優を簡単に受け入れられるはずはありませんが、異世界からやってきた美優の心を慮って共感しようとしたり、代わりに皇后の仕事をこなしたりと、誰も恨まない優しい心を持っています。
だからこそ、アリスティアが傷つけば読者の心も痛みます。美優が妊娠したと知って狂ったように笑いだしたり、父を処刑したルブリスに激昂したり。自分の力ではどうしようもなく、頼れる人もいない状況で、アリスティアの悲しみややるせなさが伝わってきます。
時が戻った後、アリスティアは周囲の人々のあたたかさを知ります。神のお告げではなく、自分の意思でこの人たちと新しい人生を送りたいと思えるようになったアリスティアが、どのような選択をするのか目が離せません。
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