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漫画『それでも歩は寄せてくる』素直で不器用な2人の恋模様

漫画『それでも歩は寄せてくる』素直で不器用な2人の恋模様

漫画『それでも歩(あゆむ)は寄せてくる』は『週刊少年マガジン』(講談社)で、2019年3月より連載されている山本崇一朗による青年漫画です。

2018年から作者のTwitterで不定期に投稿されていた作品が原案。最初に投稿された4ページ漫画は4万件以上もリツイートされるなど、連載前から注目を集めていました。

『それでも歩は寄せてくる』は2022年8月現在、12巻まで刊行されており、発行部数は約150万部を超える人気を集めています。

この記事では『それでも歩は寄せてくる』のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。

恋の行方は将棋次第?漫画『それでも歩は寄せてくる』のあらすじ

6巻P88

©山本崇一朗/講談社

『それでも歩は寄せてくる』は、2人きりの将棋部を舞台に始まるラブコメディー。
高校2年生の八乙女うるしと、1年生の田中歩は毎日2人で対局を重ねる。

歩はうるしに好意を寄せるも、将棋で勝つまで告白はしないと心に誓う硬派な青年。歩から「好き」という言葉を引き出したいうるしは対局中に揺さぶりをかけますが……。

歩はうるしに勝利し、想いを告げられるのか?うるしは歩から「好き」の言葉を引き出せるのか?
不器用な2人の恋愛模様に目が離せません。

『それでも歩は寄せてくる』の登場人物(キャラクター)を紹介

八乙女うるし(やおとめ・うるし)

149cmの小柄な体格と、薄い紫色のロングヘアーを2つのみつあみにまとめた女の子。
明るく素直な性格で、感情がすぐ表情に出てしまう。

部員が2人しかいない自称・将棋部の部員集めに奮闘するもうまくいかない。幼少の頃から慣れ親しんできたため、将棋の腕前はかなりのもの。

田中歩(たなか・あゆむ)

黒い短髪に長身、切れ長な目をしたクールな高校1年生。
落ち着いた性格に加え、ポーカーフェイスなので何を考えているのか分かりにくい。

中学時代は剣道部に所属。冷静沈着で堅い守りから、風林火山の「山」になぞらえて、「山の田中」と呼ばれていた。

角竜タケル(かくりゅう・たける)

ツーブロックヘアで目つきの鋭い青年。
歩と桜子とは幼馴染で、中学時代は歩と同じく剣道部に所属。

「火の角竜」と呼ばれるほどの実力者だったが、高校では桜子に連れられ図書委員を務めることに。後に歩の誘いで将棋部へ入部する。

御影桜子(みかげ・さくらこ)

短い太眉と無造作な長髪が特徴の、ミステリアスな雰囲気の女の子。
歩とタケルとは幼馴染で、タケルとともに図書委員を務める。

催眠術を得意とし、タケルが自分の意に沿わないと催眠術で操ることもしばしば。

香川凛(かがわ・りん)

歩とタケルの剣道部時代の後輩。
短髪とりりしい顔立ちが特徴。歩に憧れ同じ高校に進学。

一見すると礼儀正しい剣道少女だが、相手の実力が自分より上か下かで露骨に態度を変える。

マキ

ウェーブがかかったロングヘアとたれ目た特徴のうるしの友人。
おっとりした性格だが、凛の実力主義な性格を素早く見抜くなど勘が鋭い一面も。

歩とうるしの一進一退の恋模様。2人の関係はどうなる?

5巻P68

©山本崇一朗/講談社

『それでも歩は寄せてくる』の魅力はなんといっても、歩とうるしが繰り広げる一進一退の恋愛模様です。
うるしに将棋で勝ってから告白すると心に誓う歩ですが、無意識にうるしに対する好意が言葉に溢れてしまいます。

対するうるしは、不意に放たれる歩の言葉や態度にタジタジ。好意を伝えながらも告白してこない歩から、何とか「好き」の一言を引き出すべく駆け引きを仕掛けます。

攻めたつもりが歩の真っ直ぐな好意に返り討ちに遭ってばかり。将棋に勝つまで告白しない歩と、それを知らずに”盤外戦”を仕掛けるうるし。

不器用な2人の絶妙にすれ違う恋の対局にときめくこと間違いなしです。

山本崇一朗が描く魅力的なキャラクターと豊かな表情に注目

1巻P5

©山本崇一朗/講談社

『それでも歩は寄せてくる』は、山本崇一朗の描く表情豊かで魅力的なキャラクター作画にもぜひ注目してください。
登場人物たちの生き生きとした表情、違うタイプの描き分けは素晴らしいの一言です。

特に赤面するうるしの照れ顔のバリエーションやリアクションがかわいらしく、歩との関係性の変化をつい見守っていたくなるでしょう。

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