第65回小学館漫画賞一般部門を受賞し、電子版を含めた累計発行部数は1500万部を突破している人気作の『アオアシ』。小林有吾による作品で、「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載されています。
『アオアシ』は、Jリーグの高校生世代であるJユース世代を舞台にしたサッカーマンガです。愛媛の田舎に住む主人公・青井葦人が、Jユースのセレクションに誘われたところから世界を目指す物語。
ここでは、そんな『アオアシ』のあらすじと見どころ、押さえておきたい登場キャラについてまとめました。
あらすじ
©小林有吾 / 小学館
愛媛県中学総合体育大会の県予選。
弱小サッカー部のエース・青井葦人は、県ベスト4をかけた試合でハットトリックを決めるなど一騎当千の活躍を見せますが、一歩及ばずにチームは敗退してしまいます。
弱小サッカー部のエース・青井葦人は、県ベスト4をかけた試合でハットトリックを決めるなど一騎当千の活躍を見せますが、一歩及ばずにチームは敗退してしまいます。
©小林有吾 / 小学館
試合後、失意のまま海辺を走る葦人に、1人の男が声をかけます。偶然にも試合を観戦していたユースチーム「東京シティ・エスペリオンFC」の監督・福田達也でした。
福田は、葦人のプレーで気になっていたことがありました。それは、何の考えもなく走り回っていただけに見えていたのにも関わらず、なぜか葦人のところにボールが集まっていたことでした。
その問いに、葦人は硬貨を使って説明しました。なんと、葦人は試合中のフィールドにいた22人の位置をすべて覚えていたのです。
福田は、葦人のプレーで気になっていたことがありました。それは、何の考えもなく走り回っていただけに見えていたのにも関わらず、なぜか葦人のところにボールが集まっていたことでした。
その問いに、葦人は硬貨を使って説明しました。なんと、葦人は試合中のフィールドにいた22人の位置をすべて覚えていたのです。
©小林有吾 / 小学館
福田は、その答えに可能性を感じ、自身の野望を語ります。
自身のつくったチームで世界を掌中に収めること、世界の名だたるクラブチームを叩きつぶすことだと伝えます。
そして、10日後、東京で行われるユースのセレクションを受けに来るように葦人を誘ったのでした。
自身のつくったチームで世界を掌中に収めること、世界の名だたるクラブチームを叩きつぶすことだと伝えます。
そして、10日後、東京で行われるユースのセレクションを受けに来るように葦人を誘ったのでした。
©小林有吾 / 小学館
セレクション当日。
総勢86名の受験生の中には、所属チームのユース昇格を断った橘総一朗や名門中学のキャプテンである金田晃教など、実績のある選手もいました。
1次試験の内容は、フィジカルテストののち、7対7のミニゲーム。
フィジカルテストの最中、受験生の大友栄作と話すうちに、葦人は武者震いするほど高揚していきます。
総勢86名の受験生の中には、所属チームのユース昇格を断った橘総一朗や名門中学のキャプテンである金田晃教など、実績のある選手もいました。
1次試験の内容は、フィジカルテストののち、7対7のミニゲーム。
フィジカルテストの最中、受験生の大友栄作と話すうちに、葦人は武者震いするほど高揚していきます。
©小林有吾 / 小学館
ミニゲームでは、葦人は大友や金田と同じチームとなり、橘率いるチームと対戦することとなりました。
意気揚々とミニゲームに臨む葦人でしたが、試合の流れは完全に橘率いる相手チームにありました。橘の独壇場となり一方的な試合展開となる中、スタンドプレーばかりを続け、何度もボールを奪われた葦人に、大友が喝を入れます。
意気揚々とミニゲームに臨む葦人でしたが、試合の流れは完全に橘率いる相手チームにありました。橘の独壇場となり一方的な試合展開となる中、スタンドプレーばかりを続け、何度もボールを奪われた葦人に、大友が喝を入れます。
©小林有吾 / 小学館
我に返った葦人は、グラウンド全体を見渡します。
そして、試合が再開されると、今度は冷静な思考をもったまま、敵に囲まれながらもボールをキープし続けたのです。
大友はそんな葦人のプレーから狙いを察知し、金田に前へ走るよう指示を出します。
そして、試合が再開されると、今度は冷静な思考をもったまま、敵に囲まれながらもボールをキープし続けたのです。
大友はそんな葦人のプレーから狙いを察知し、金田に前へ走るよう指示を出します。
©小林有吾 / 小学館
走り出した瞬間、葦人からの金田へのロングパスが通ります。オフサイドぎりぎりを狙った絶妙のタイミングで放たれたパス。そのまま金田がゴールを決め、葦人たちのチームは1点をもぎとることに成功したのでした。
アピールに成功したところで試合が終了し、最終選考に残る11名が決定しました。
順当に呼ばれていく有力候補だった選手たちに続き、大友の名前も呼ばれます。
アピールに成功したところで試合が終了し、最終選考に残る11名が決定しました。
順当に呼ばれていく有力候補だった選手たちに続き、大友の名前も呼ばれます。
©小林有吾 / 小学館
そして、最後の1人として、葦人の名前も呼ばれたのでした。
©小林有吾 / 小学館
葦人が喜んだのも束の間、ついに運命の最終試験の内容が発表されます。
それは、なんと「東京シティ・エスペリオンFC」の現ユースチームとの試合だったのです。
それは、なんと「東京シティ・エスペリオンFC」の現ユースチームとの試合だったのです。
©小林有吾 / 小学館
はたして、葦人たち最終試験組はユースチーム相手にどこまで通用するのでしょうか?また、セレクションの最終試験の結果は?続きは本編でご覧ください。
押さえておきたい登場キャラ
青井葦人(あおい・あしと)
©小林有吾 / 小学館
愛媛県出身のFW。
愛媛県大会の県予選で敗退するも、福田に誘われたことがきっかけで、「東京シティ・エスペリオン」のユースチームのセレクションを受けることを決めた。
ピッチ全体を俯瞰して見ることができ、選手の位置を把握する能力がある。
愛媛県大会の県予選で敗退するも、福田に誘われたことがきっかけで、「東京シティ・エスペリオン」のユースチームのセレクションを受けることを決めた。
ピッチ全体を俯瞰して見ることができ、選手の位置を把握する能力がある。
福田達也(ふくだ・たつや)
©小林有吾 / 小学館
「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチームの監督。
元日本代表MFで、スペイン1部のチームの残留にも貢献するなどニュースを騒がせたが、故障によって一線を退いた過去をもつ「早熟の天才」。
葦人の能力を見抜き、セレクションに誘った張本人。
元日本代表MFで、スペイン1部のチームの残留にも貢献するなどニュースを騒がせたが、故障によって一線を退いた過去をもつ「早熟の天才」。
葦人の能力を見抜き、セレクションに誘った張本人。
大友栄作(おおとも・えいさく)
©小林有吾 / 小学館
セレクションの受験生。
セレクションでは、チームが劣勢の時に声を出し続けたことや、チームメイトになる可能性があるメンバーのプレースタイルを事前に把握しようとしたことなどが評価された。
セレクションでは、チームが劣勢の時に声を出し続けたことや、チームメイトになる可能性があるメンバーのプレースタイルを事前に把握しようとしたことなどが評価された。
橘総一朗(たちばな・そういちろう)
©小林有吾 / 小学館
セレクションの受験生。
横山武蔵野蹴球団ジュニアユースに所属し、関東少年サッカー大会の優勝メンバーでもあった。
所属チームのユース昇格の話を断って、「東京シティ・エスペリオンFC」のユースセレクションを受けたのは、何年も前から成長が止まっているという危機感のため。
横山武蔵野蹴球団ジュニアユースに所属し、関東少年サッカー大会の優勝メンバーでもあった。
所属チームのユース昇格の話を断って、「東京シティ・エスペリオンFC」のユースセレクションを受けたのは、何年も前から成長が止まっているという危機感のため。
金田晃教(かねだ・あきのり)
©小林有吾 / 小学館
セレクションの受験生。
多摩中央中学校キャプテンで、チームを東京都大会優勝に導いた実績をもつ。
セレクションでは、ミニゲームで葦人のアシストでゴールを決めた一方で、気性の荒さを指摘される一面もあった。
多摩中央中学校キャプテンで、チームを東京都大会優勝に導いた実績をもつ。
セレクションでは、ミニゲームで葦人のアシストでゴールを決めた一方で、気性の荒さを指摘される一面もあった。
ここが見どころ!注目ポイント
©小林有吾 / 小学館
『アオアシ』の見どころは、サッカーファンも楽しめる、知識やテクニック、戦術などのサッカー要素が取り入れられているところです。
主人公の葦人は、グラウンド全体を俯瞰して把握するという能力をもっていながらも、個人的な技術や戦術に関する理解においては成長段階にあります。
そのため、愛媛で福田と出会ったときには、もっと活躍するため方法としてトラップを教わりました。こうした課題にぶつかって乗り越えていく過程で、読者もサッカーについて知り、楽しむことができるでしょう。
また、多感な高校生同士のやりとりも魅力のひとつです。
時に励まし合い、時にぶつかりあい、時に競い合いながらも目標に向かって進んでいく姿は、まさに青春そのもの。
個性あふれるキャラクターそれぞれの成長を応援したくなるストーリーになっています。
主人公の葦人は、グラウンド全体を俯瞰して把握するという能力をもっていながらも、個人的な技術や戦術に関する理解においては成長段階にあります。
そのため、愛媛で福田と出会ったときには、もっと活躍するため方法としてトラップを教わりました。こうした課題にぶつかって乗り越えていく過程で、読者もサッカーについて知り、楽しむことができるでしょう。
また、多感な高校生同士のやりとりも魅力のひとつです。
時に励まし合い、時にぶつかりあい、時に競い合いながらも目標に向かって進んでいく姿は、まさに青春そのもの。
個性あふれるキャラクターそれぞれの成長を応援したくなるストーリーになっています。
『アオアシ』の続きを無料で読もう
©小林有吾 / 小学館
1巻のあらすじをご紹介しました。
2巻では、「東京シティ・エスペリオンFC」のユースチームとの最終試験の様子が描かれています。
葦人や個性あふれるキャラクターたちが成長していく姿を、追いかけてみてはいかがでしょうか。
『アオアシ』は現在ピッコマで絶賛配信中!
さらに「待てば¥0」サービスのご利用で、無料で多くの話を読むことができます。
ぜひ続きを本編でご覧ください。
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